北ア 白馬岳(2,932m)
8月12日  天候  曇り 時々 晴れ
10:41 八王子発“特急あずさ”にて 14:45 バスにて栂池パノラマウェー駅へ
14:06 白馬駅 着 15:40 ゴンドラ・ロープウェーにて“栂池ヒュッテ”へ
8月13日  天候  午前中は晴れ 午後からガス 夕方から暴風雨
5:10 栂池ヒュッテ 発 1,860m 11:15 小蓮華山 2,735m
5:55 銀冷水 2,080m 12:00 三国境
6:25 天狗原 2,180m 6:35出 12:50 白馬岳山頂 2,932m
7:40 乗鞍岳 2,436m 13:30 村営山荘テント場
8:20 白馬大池 2,380m 8:50出
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年に一回の北アルプス山行。今年は久しぶりに白馬岳方面をじっくりと歩く計画を立てた。大雪渓をつめるのはあまり好きではないし、落石事故が今年もあいついでいることから、栂池自然園から白馬大池経由で白馬岳まで登り、天気が良ければ朝日岳方面へ、ダメな場合は鑓温泉経由で猿倉へ下山する計画を立てた。この時期の白馬方面の小屋はとんでもない混雑になるので、テント山行ということにした。テントをかついでの縦走は本当に久しぶりになる。これからの山行きを考える上でもちょうど良い山域のはずだ。
北アルプス、中でも白馬岳ということになると山登りをスタートする場所までのアプローチが長い。今日も八王子発の「あずさ」とバスを乗り継ぎ、ゴンドラ+ロープウェーで5時間ほどかかって「栂池ヒュッテ」まで。今晩はここに宿泊する。夜行で入って朝登りはじめるという手もあるが、もうそんなムリが出来る年齢でもない。「栂池ヒュッテ」はとても良い宿泊施設だった。宿泊+夕食で8,300円。金額も手頃だと思う。部屋は相部屋だが、寝床はすべて2段ベットになっていて、お風呂もきれいだった。おいしい夕食をいただいて8時には就寝。
13日。4時に起床してチキンラーメンの朝食を食べて5時10分にヒュッテを出発。天気は明日からくずれるとのこと。山を楽しめるのは今日だけのようだ。70分ほど登って天狗原へ。お花畑が広がっている。いつまで写真を撮っていてもあきないほどだが、先を急ぐことにする。天狗原から雪渓を登って1時間ほどで乗鞍岳へ。ここの岩場の急登はちょっとつらかった。乗鞍岳からは白馬三山へとつながる稜線が見渡せる。きれいだ。本当にきれいだ。泣きたくなるほどきれいだ。この景色を見るために山に登っているようなものだ。
乗鞍岳の大きなケルンを過ぎると目の前に「白馬大池」が現れる。池の青。空の青。緑の草原。雪渓の白。もう何も言うことはない。カメラのレンズを広角に替えて写真を撮る。いつも広角レンズを持っていくかどうか迷うのだが、今回は本当に持ってきて良かった。この景色はどこにもないだろう。池に映る「ライチョウ坂」と呼ばれる小蓮華山への稜線が美しい。池の周囲はチングルマをはじめとしたお花畑が広がっている。うれしいなぁ。わくわくするなぁ。良い気分だなぁ。
白馬大池の小屋前の広場にザックを置いてお花畑の写真を撮る。30分ほど遊んでからライチョウ坂を登りはじめる。今度は小蓮華山への稜線と、その向こう側に雪倉岳から朝日岳への稜線が見え始める。美しい。なだらかな稜線が、女性的な曲線が青い空との境を作っている。しかし、9時を過ぎたあたりから白いガスが急にわき始めてきた。と同時に、16kgほどのザックが肩に食い込みはじめる。小屋泊まりの2倍以上の重さは考えていた以上に「重い」。はぁ、はぁ言いながら、長い長い稜線歩きを続けた。
小蓮華山までの登りはとにかくつらかった。それでもところどころで花が咲いていれば写真を撮りつつ登っていく。コースタイムの1.5倍ほどの時間がかかっている。小蓮華山の頂上手前のお花畑ではライチョウに出会えた。母親と2羽のひな鳥たちが草をついばみ、砂浴びをして遊んでいる。4年前の南ア北岳で出会って以来のライチョウの親子だった。小蓮華山まで3時間。ここからペースをあげて45分で三国境。50分ほどの登りで白馬岳山頂へ。この時にはガスが完全に行く手をはばんで何も見えない状態になっていた。
白馬岳の山頂から30分ほど下って村営山荘のテント場へ到着。とにかくいつ雨が降り出してもおかしくない状態なので急いでテントを張る。テント場は鑓ヶ岳へと向かう稜線の下にあり、周りはお花畑になっている。テントを張って1時間ほどした頃から強い雨が降り始める。夕食はテントの中で作って食べた。雨は7時頃には止んだのだが、その後は強い風が吹き始めた。とにかくテントが飛ばされそうな風が一晩中続いた。

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