南アルプス 千丈ヶ岳(南アの女王 3,033m)
9月23日  天候  曇り のち 雨
5:20 自宅 発 12:50 北沢峠 発 2,020m
8:50 芦安市営駐車場 13:20 二合目 2,170m
10:55 乗り合いタクシーにて広河原着 14:20 大滝頭 着 2,530m
12:20 マイクロバスにて北沢峠に向かう 15:00 藪沢小屋 着 雨が降り始める
12:45 マイクロバス 北沢峠 着 15:20 馬の背ヒュッテ 着
9月24日  天候  曇り 一時 雨
5:30 馬の背ヒュッテ 発 8:40 小千丈ヶ岳
5:45 馬の背分岐 甲斐駒が見える 9:30 大滝頭
6:30 千丈小屋 北アルプス遠望 10:30 北沢峠 11:05発バスにて広河原へ
7:15 千丈ヶ岳 山頂 3,033メートル 着 12:00 広河原 バスにて芦安へ
7:50 千丈ヶ岳 山頂 発 12:50 芦安 着
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仕事の関係でこの連休しか休みが取れない。が、天気予報は曇り/雨というもの。雨の中の花も咲いていない山行ほど悲しいものはない。何とか天気が回復してくれることを祈りつつ自宅を出る。八王子IC経由で甲府昭和ICへ。そこから1時間ほどで芦安の市営駐車場に。ものすごい量の車。私たちは第8駐車場という最も奥まったところに誘導される。ここまで乗り合いタクシーが来てくれて、広河原に向かう。ただし、ゲートが開かないので夜叉神で1時間ほど待つことになる。広河原発12時20分のマイクロバスで北沢峠へ向かう。
ここまで乗り物を乗り継いで来たことですっかり疲れてしまう。自然保護の観点から考えると、こうして面倒な乗り継ぎを強いることが登山者の数を調整する良い手だてになっているのもわかるが、自分のことになると「面倒だなぁ」と思ってしまう。人間は勝手なものだ。気を取り直して出発。今日は3時間の行程で馬の背ヒュッテに向かう。北沢峠がすでに2,000メートルをこえる場所にあるので、登りもそれほど急ではなく楽な登山だ。大滝の頭まで1時間30分ほど。コースタイムより30分は早い。妻のペースも快調のようだ。
途中、藪沢小屋を通り過ぎて馬の背ヒュッテに。今日はシュラフも食事も持参しているので素泊まりのつもりだ。藪沢小屋でも良いかなぁ、などと思ってきたのだが、少しでも高いところまで登っておこうと馬の背ヒュッテまで上がった。正直、この選択は大正解だった。馬の背ヒュッテはとても快適な小屋だった。α米とウナギの夕飯を食べて18時30分には就寝。翌日の4時まで熟睡してしまった。
4時30分に起床。お湯を沸かしてスープを飲み、おにぎりの朝食を済ませ、5時30分に小屋を出発。小雨がぱらついている。鞍部まではひと登り。明るくなってきた空の向こうに藪沢のカールがのぞめる。厚い雲海をかかえながら甲斐駒が岳も姿を見せている。全く展望はないだろうなぁ、とあきらていたのでちょっと感動。ゆるやかな稜線を北に進み、モーレンと言われる岩の押し出しが堆積した所を左に回り込むと藪沢カールの底部にいたる。
藪沢カールの端には千丈小屋が建っている。ここからは遠く北アルプスを望むことが出来た。2,800メートルより上部ぐらいが見えている感じだった。千丈小屋の先のガラ場を10分ほど登ると3,033メートルの千丈ヶ岳の頂上に着く。私は大学1年の時以来の頂上だ。富士山と北岳が望める。鳳凰三山も雲海の上に顔を出している。いやぁー、期待していなかっただけに感動は大きい。コーヒーを淹れ、30分ほど展望を楽しんだ。
千丈ヶ岳の頂上を後にして小千丈ヶ岳に向かう。カールの縁をぐるっと囲むように登山道がつけられている。右手には富士山と北岳を、左手には甲斐駒が岳をのぞみながらの贅沢な雲上散歩だ。草紅葉がすでに色づいていて、これも目を楽しませてくれる。小千丈カールが見え始めると「小千丈ヶ岳」はすぐそばだ。ここでものんびりと北岳や白峰三山をながめる。が、すでに雲がどんどんと上がってきてしまい、すぐに甲斐駒も鳳凰三山も隠されてしまった。早朝の1時間だけの展望だったようだ。
小千丈を下りはじめるとすぐに森林限界は終わり、シラビソやダケカンバの樹林帯がはじまる。40分ほどで大滝の頭に。ここから1時間ほどの下りで北沢峠につく。北沢峠発のバスは12時20分。このままでは2時間近く待つことになる。この後、千丈ヶ岳からたくさん下りてくる。臨時のバスを出してもらえないかと交渉し、OKをもらえた。ラッキー。バスを待っていた登山者の方にも感謝された(^^)/
12時発の広河原発のバスに乗ってから芦安駐車場へ。そのまま駐車場近くの「金山沢温泉」という市営の温泉に入る。550円。露天風呂もあって良い感じの日帰り温泉だった。千丈ヶ岳は、歩く距離も短く、手軽に3,000メートルを楽しめる南ア入門の山だ。その割には南アの雰囲気をたっぷりと持っていて、お勧めの山だと思う。妻も初めての3,000メートルに満足した山行だった。
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