2005年7月24日 丹沢 葛葉沢(みやま山荘ご主人による登山講習会) 

 葛葉の泉→横向きの滝→板立の滝→富士山型の滝→三の塔→三の塔尾根→大倉

7月24日  天候  雨 のち 曇り
7:40 秦野市の野外センター 9:45 林道とのぶつかり 大平橋
8:20 葛葉の泉 出 遡行開始 10:40 富士山型の滝
8:45 横向きの滝 11:30 三の塔着 12:05 発
9:20 板立の滝 13:30 三の塔尾根経由にて大倉着
 2月にお世話になった丹沢山の「みやま山荘」のご主人(石井さん)による「登山講習会」があることをネットで知り、葛葉沢の遡行に出かけてきました。実は、沢登りは25年ぶり。といっても、25年前に「源治郎沢」と「本谷沢」を巻きながら歩いただけ。ハーネスをつけ、ロープで確保してもらって登るのは初めて。道具を揃えるところから石井さんにお世話になり、恐縮することしきり。

 さて、7時30分に秦野駅に集合。参加者は私とSさんの2名だけ。秦野駅前からタクシーで葛葉にある秦野市の野外センターまで。そこから5分ほど歩くと「葛葉の泉(写真1)」というちょっとした広場に着く。ここから遡行開始だ。石井さんにハーネスをつけていただき、準備をして出発。細かい雨が降り続けていた。

 石井さん、Sさん、私の順で歩いていく。石井さんの歩くのが速いので、ついていくのが大変だ。25分ほどで「横向きの滝(写真2・3)」と呼ばれているらしい6M〜7Mほどの滝に到着。先に着いていた単独の若者は「ここ、やるんですかぁ」と言いながら右手の巻き道に進んでいった。石井さんがザイルを取り出し、準備をはじめる。といっても、何から何まで石井さんにお世話になる。石井さんが滝に取り付く。そのルートをしっかりと目に焼き付けようと見ていたのだが、ひょいひょいとリズミカルに登っていくので、「あっ」という間もなかった。次にSさん。タクシーの中でも話が出来なかったのだが、ご自分でロープを結び、ヘルメットの年期の入り具合から判断すると、岩の経験者のようだ。「おねがいしまーす!」のかけ声の後、しっかりと登って行かれた。

 いよいよ私の番。一応、頭の中で「こう行って、あそこをつかんで・・・」とイメージしてから取り付いたのだが、なかなか思うようにいかない。滝の左の方から取り付き、右の方にトラバース気味に登り、真ん中あたりから一気に登っていく、というイメージは良かったのだが、真ん中あたりから上につかむ石、足を置く場所がなかなか見つからない。止まってはあたりを見渡す。だんだん、あせりの気持ちも生まれてくる。上から石井さんが「落ち着いて」と声をかけてくる。とにかく必死になっていく。滝の水の落ち口あたりまで何とか達するが、そこでまた止まってしまう。何とか足場を見つけ登り終えた。息がはずむ。「どうでした?」と石井さんが声をかけてくるのだが、応えることもできない。いきなりのパンチを喰らったような状態。「うーん。こんなのが何本も続いたら無理だ。」と思うが、そうも言っていられない。とにかく先に進む。

 いくつかの小滝を越えていきながら30分ほどで6M〜7Mほどの滝に到着。後でネットで調べたところ「板立の滝(写真4・5)」と呼ばれる滝らしい。ここは滝の右手の岩場を直登するみたいだ。再び、ザイルを結び、石井さんが先頭で登っていく。本当にリズミカルだ。というよりも、余分な力が入っていないので、下から見ていて「ひょいひょい」と登っていくように感じられるのだろう。2番手でSさんが登り、私も取り付く。またしても、あと2メートルのあたりで行き場を失ってしまう。必死にホールドを探すのだが、つかめそうな石が見つからない。あっちをつかみ、こっちを押しを繰り返すのだが、今ひとつ気持ちに踏ん切りがつかない。上から石井さんが、「その石に右足を」といったアドバイスをしてくれる。思い切って伸ばした瞬間に、足がすべり、ハーネスに結んでいたロープに一瞬力が入る。落ちはしなかったが、ローブがなかったら危なかったかもしれない。ただ、それで踏ん切りがついたのか、何とか最後の1メートルをよじ登ることが出来た。

 そこから10数分歩いて林道とのぶつかりへ。そこで小休止。ゼリー飲料を口にし、バナナを一本食べる。ちょっと気持ちにも余裕が生まれる。

 10分ほど休憩してから出発。いくつかの小滝が連続する。水量がだんだんと少なくなってきた。岩が階段状になっている滝でもロープを出して登っていく。少し、余裕が出てきたのか、ロープの結び方などを教えていただく。

 30分ほどして、また大きな滝にぶつかる。石井さんが「富士山型の滝(写真6・7)」だと教えてくれた。滝の流れに沿ったところも登れるのだそうだが、難易度が高いとのこと。右手の方を登る。ここは割に楽に越えられた。そこからしばらくで水がなくなり、ガラ場を歩き、多少のヤブこぎの後、三の塔への登山道に出る。

 11時30分に三の塔の頂上。ガスで全く眺望はない。30分ほど休憩して、三の塔尾根を大倉に向かって下る。

 下りながら石井さんといろいろな話が出来た。ヒマラヤのこと、岩登りのこと、沢登りについて・・・・・

 1時30分、大倉に到着。濡れた服を着替え、缶ビールで乾杯。岩場で落ちた経験談などを聞きながら楽しい時間を過ごした。

 1時間ほど話していただろうか、その後、バスで渋沢に向かい秦野駅で石井さんと別れる。

 とにかく有意義な一日だった。山の経験値が上がった一日だった。石井さん、本当にありがとうございました。

 なお、今回は写真を撮る余裕もほとんどなく、雨も降っていたので右のようなものしか写真はありません。

写真はクリックすると640×480のものが開きます。
葛葉の泉(写真1)
横向きの滝(写真2・3)
板立の滝(写真4・5)
富士山型の滝(写真6・7)
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