2005年5月3日〜4日 八ヶ岳 

稲子湯〜しらびそ小屋(泊)〜中山峠〜黒百合平〜東天狗岳〜黒百合平〜渋ノ湯 

同行者/妻 

5月3日 天候 快晴
8:15 町田発「はまかいじ」 13:00 稲子湯 1500m
10:28 小淵沢着  14:10 水場 1880m
10:36 小淵沢発 小海線にて 14:50 しらびそ小屋 2097m
11:40 松原湖着 バスにて稲子湯へ
 連休に山に行きたいという妻が言うので、どこの山域にするか悩んだ。丹沢は混んでいるのでパス。単独ならば鳳凰三山に行く予定だったのだが、はじめてアイゼンを履く妻にはちょっと難しい。もちろん、北アルプス方面もまだまだ冬山の状況だから無理。結局、八ヶ岳に入ることにする。私としては3月にも登っているので他の山域にしたかったのだが、静かな山歩きが出来、山頂から雄大な眺めが満喫でき、岩や雪の歩きも楽しめる、そんな山は他に思いつかなかった。

 泊まりは「しらびそ小屋」にした。昨年の5月も泊まったのだが、宿泊者もそれほど多くなく、何よりもそのロケーションと小屋の方の暖かさは他にないものがある。昨年訪れたときも「今度は妻か子供達を連れてきたいな」と思った小屋だったからだ。町田まで妻の実家に遊びに行く娘と同行する。高校生の息子は県大会だということで朝早くに家を出ていた。子供達をおいて夫婦だけで出かけるのは初めてだ。町田発の「はまかいじ」で小淵沢まで。快晴の車窓からは甲斐駒が岳がくっきりと見える。小海線に乗り換えて松原湖に向かう。連休の車内は満員だ。清里でほとんどの乗客が降りてしまい、車窓からの八ヶ岳の姿と高原の風景を楽しんでいるうちに松原湖へ。小海町営バスに乗り、30分ほどで稲子湯へ。下りた登山客は8人ほど。やっばり少ない。でも、その中に私たちを含めて3組もの夫婦登山者がいた。考えることはみんな同じなのかな。

 今日は3時間弱の行程。のんびりと歩くことにする。松原湖駅の周辺はたんぽぽやレンギョウが咲き乱れていた。しかし、稲子湯から先の登山道は、新緑もまだまだ。やっと木々か芽を出しかけている状態。それでも、水の流れは清冽で、春の訪れを感じさせてくれる。こまどり沢でちょっと一服。このあたりから登山道に雪が残っている。予定通り2時間50分でしらびそ小屋へ。かりんとうと笹茶をいただき宿泊手続きをする。ミドリ池の向こうに天狗岳がそびえる。妻に明日はあそこまで登るのだ、と言うとかなり不安そうな顔をしている。そんな妻にアイゼンを履かせ、小屋の周囲で練習をさせる。

 夕食までの2時間ほど、小屋に遊びに来る「うそ」や「ほしがらす」を眺め、買ってきた「筑摩錦」を呑みながら池の面を渡る風に吹かれ、薪ストーブの周りに集まった他の宿泊客との話しに仲間入りし・・・ とにかく温かな時間が流れていく。

 夕食は食前酒にはじまり、馬刺しやいたどりの天ぷらなど、手の込んだ料理が少しずつ出される。もちろん大満足の夕食だった。夕食後もしばし薪ストーブを囲んで談笑し、8時過ぎにはふとんに入ってしまった。夜中に目を覚まして外に出てみると、夜空一杯に星が出ていた。

 しらびそ小屋。お勧めですよ。本当に。

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唐沢橋 しらびそ小屋
しらびそ小屋から硫黄岳
うそ のめす
しらびそ小屋の薪ストーブ
ほしがらす
5月4日 天候 快晴
5:55 しらびそ小屋 出発 9:30 東天狗岳 頂上着
6:35 2145m地点 アイゼンを履く  10:00 東天狗岳出発 天狗の奥庭経由
7:50 中山峠 7:55 黒百合平着 11:00 黒百合平着 昼食
8:20 荷物をデポして出発 12:00 黒百合平発 13:40 渋ノ湯着
 5時前に起きてパンとスープの朝食を取り、お昼のお弁当をいただいて6時前に出発。30分ほど歩いたところでアイゼンを履く。雪の状態はあまり良くない。ちょっと外れると膝までもぐってしまう。中山峠から下りてきた登山者は2組のご夫婦だけ。なんだか今回の登山では夫婦の登山者によく出会う。中山峠までの最後の急登はちょっとしたものだ。くさりと土と雪がまだらになった登山道なのでなおさら歩くのがやっかいだ。それでもちょうど2時間で稜線に立つ。風もなく、おだやかな快晴だ。

 黒百合平に荷物をデポし、サブザックを背負って東天狗に向かう。稜線は全く雪がないと思っていたのだが、中山峠からちょっと登った斜面には雪が残っていた。他の登山者はほとんどアイゼンを履いていたが、ステップもしっかりしてたのでそのまま登る。さすがに3月に来たときとは空気の澄み方が違うので、北アルプスもぼんやりとかすんでいるが、それでも大展望が広がっている。初めての森林限界越えの登山でこの景色を眺められる妻は幸せ者だ。というよりも、この景色を見せることが出来て本当に良かった。

 1時間ちょっとで東天狗岳山頂に。硫黄岳、赤岳の向こうに北岳、甲斐駒が岳、千丈岳がどっしりと構えている。東側にはみどり池が森の中にぽっかりと浮かんでいる。あそこから登ってきたんだなぁ、とあらためて思わされる。奥秩父の山々も、浅間山や志賀の山々も眺望が広がる。北アルプスも乗鞍や穂高がしっかりと見て取れる。1か月前に見た景色だが、何度見ても良い。いやぁ、本当に天気に恵まれたなぁ。良かった、良かった。

 下山は天狗の奥庭からの道を取った。岩場が続く道だが、雪が全くないのでかえって歩きやすい。スリバチ池も幻想的な雰囲気を漂わせている。また、スリバチ池越しに見る東天狗と西天狗の山並みは絶景だった。

 ゆっくりとみそ汁とおにぎりの昼食を食べ、渋ノ湯に向かって下山する。1時間40分で下山。さすがにトレーナーの仕事をしているだけあって、妻の歩くスピードはそこそこ速い。岩場でのバランス感覚も良いので、これからどんどん山に連れ出せるかもしれない。

 バスまで時間があったので、渋ノ湯で温泉につかり、のんぴりしてから帰宅した。この時期の八ヶ岳は、新緑も花もないが、それなりに静かな山歩きを楽しむことが出来る。

中山峠までの登山道 中山峠からの天狗岳
硫黄岳と赤岳 北岳・甲斐駒が岳・千丈岳
笑い (^o^) 天狗の鼻
西天狗岳 黒百合平
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