2005年3月20日〜21日 北八ヶ岳 

渋ノ湯〜高見石小屋(泊)〜中山〜天狗岳〜黒百合平〜渋ノ湯 単独 天気:曇り/晴れ

3/19 20:00 新宿発のあずさで茅野駅へ 13:30 高見石小屋 泊
茅野ステーションホテル泊 3/21 7:05 高見石小屋 出
3/20 6:35 茅野駅発のバスで渋ノ湯へ 8:30 中山峠
7:30 渋ノ湯 着  9:30 東天狗岳
7:40 渋ノ湯 出 1620m 10:00 西天狗岳
9:20 高見石小屋 着 2249m 10:30 黒百合ヒュッテ 昼食
10:00 スノーシューを履いて出発 11:15 黒百合ヒュッテ 出
11:30 白駒池にて昼食 12:25 渋ノ湯
12:30 麦草ヒュッテ
 新宿にて高校時代の同窓生との呑み会に参加した後、20時ちょうどの「あずさ」にて茅野に向かう。今回は、朝の茅野発のバスに乗ろうと茅野駅前のビジネスホテルに一泊する。税込み6,000円だが、タクシーを使うことを考えると費用的には同じだし、時間を有効に使えるので良いかもしれない。茅野ステーションホテルは快適なビジネスホテルだった。

 さて、早朝6時35分発のバスには10人ほどの登山客が乗り込む。1時間ほどで渋ノ湯へ。渋ノ湯のあたりでくるぶしほどの雪が残り、登山道はいきなり凍っている。アイゼンを履き、高見石小屋に向かう。私以外の登山者は黒百合平方面へ。今日中に天狗岳に登るのだろう。賽の河原からは中央アルプスと御嶽山がきれいに展望できた。しかし、このあたりからどんよりとした雲が空を覆い始める。うーん、今日は晴天という予報だったのに・・・1時間40分ほどで高見石小屋へ。

 小屋でスノーシューを借りてあらためて出発。今回の山行の一つの目的でもある「スノーシューウォーク」だ。3月終わりの雪なのでスノーシューにはちょっと適さない。わざと登山道を外れてトレースのないところばかりを歩く。小屋の方に教えていただいた快適なゲレンデ場の場所を白駒池に向かって下っていく。確かに、スノーシューで雪を踏むと、浮力をともなって反発力がはたらき、何とも言えない気分で歩ける。途中、藪こぎを余儀なくされるも、何とか白駒池に。完全結氷した池をスノーシューで快適に歩き回る。時間も早いので、麦草ヒュッテまで足をのばし、小屋にもどる。クロスカントリーのコースがつくってあり、楽しいツアーコースがいくつか設定されているようだ。スノーシューは登りもクランポンを効かせてすいすいと登っていく。来シーズンは自分のスノーシューを買ってみようか、とも思わせるアイテムだった。

 高見石小屋は15人ほどのお客さん。食事もおいしいし、こたつもおいてあって暖かい小屋でした。本当に八ヶ岳の小屋はどこもいい感じのものばかりです。就寝前にラジオを聞くと翌日は晴天との予報。楽しみにして就寝する。

☆印写真はくりっくすると大きくなります
☆賽の河原 ☆賽の河原から木曽御嶽山
☆白駒池 ☆クロスカントリーのツアーコース
スノーシュー
夕食 こたつのある高見石小屋 朝食
 青空がひろがっている。心躍らせて小屋を出発。さすがに樹林帯の稜線には雪がたっぷりと残っている。昨夜の降雪で木々が霧氷の花を咲かせている。中山から振り返ると、蓼科山の向こうに北アルプスが連なっている。乗鞍、穂高、槍、五竜、白馬・・・ 槍の穂先をくっきりと見て取ることが出来る。白く連なる山々の何と美しいことか。もう気持ちが高揚してしまってどうしようもない。どこまでも青い空を背景に連なる山々がひろがっている。

 中山峠は多くの人で賑わっていた。黒百合平から中山峠、天狗岳往復というコースを取る登山者が多いのだ。私もここに荷物をデポし、ストックをピッケルに持ち替えて気持ちを引き締める。確かにそれほどのコースではないが、左側がスパッと切れた登山道が続く。好天だが、突然の風は吹いているし、アイゼンを引っかけでもして滑落したらちょっとしたケガではすむまい。年配のおばさんが「ここは私にとってはヒマラヤと同じよ」としゃべりながら登っていく。

 東天狗岳まで1時間ほど。緊張感の中にも圧倒的な眺望に感動しつつ登ることが出来た。東天狗の東側斜面をのぞき込むと確かに恐ろしい。硫黄岳の爆裂火口壁は、雪化粧して美しい。赤岳も、その向こうにひろがる南アルプスの山々もどこまでも美しく屹立している。北岳のバットレス、甲斐駒が岳の円錐形の山容、千丈岳のなだらかな山肌。すべてが白銀の中に輝いている。とにかく360度の展望。草津白根山は噴煙を風にたなびかせ、志賀の山々がその奥にひろがる。奥秩父の山の向こう側には群馬の赤城山が見て取れる。

 いつまでもいたかったのだが、風も出てきたので西天狗岳を往復して黒百合平に下る。北アルプスの山並みに残念ながら別れを告げ、渋ノ湯に下る。黒百合平から下の登山道は、暖かな日差しの中、きらきらと雪が輝いていた。バスの時間まで時間があつたので「渋御殿湯」で温泉につかり、7人パーティの登山者とご一緒させてもらいタクシーで茅野まで下りた。とにかくすばらしい天気に恵まれた山行だった。

☆蓼科山と北アルプス
☆中山への登山道
☆天狗岳山頂付近 ☆東天狗岳と西天狗岳
☆硫黄岳と赤岳
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